年末恒例10大ニュースが新聞をにぎわし、テレビも繰り返し今年のニュース映像を流す。クリスマスも終わってしまうと、一気にゆく年くる年モード全開だ。田中さんのノーベル賞受賞、タマちゃん、松井の大リーグ挑戦、ワールドカップ開催といった、日本中が沸いた明るい話題もあったが、アフガン戦争、イラク危機、ロシアの劇場占拠の惨劇、と相変わらず世界は混迷を深めている。世界の出来事に、今までまるで人ごとだったお気楽日本も、イラク危機と戦争協力、そして北朝鮮の核問題、アメリカの景気後退に直面することとなり、そうもいかなくなった。さて、どうするニッポン!・・・・
反面、国内の、とりわけ日本の舵取り永田町は今年も緊張感がなかった。小泉ブームに浮かれ、真紀子と外務省バトル、ムネオハウスと逮捕劇、後半は、高速道路で、猪瀬VS道路族バトル。銀行の不良債権処理をめぐって、頭取VS竹中大臣バトル。野党第一党では、党首を引きずりおろしのドタバタと、次から次へとネタは途切れず、ワイドショーをにぎわした。劇場政治といわれるが、各局がニュースショーに力を入れるのは、なるほど下手なドラマより面白いからである。そういえば、アニータは、お国でも超有名人になった。
不景気、デフレ、失業、賃下げ、貸し剥がし、の暗いニュースが流れる中、今年の年末年始は空前の海外旅行ブームだそうで、そういえば、日経流通新聞のMJヒット番付で堂々の1位は、丸ビルだった。あるところにはある、ないところにはない、のだろうか。真実が見えにくい、つかみにくい世の中になったことだけは確ゥである。マクドナルドも、ユニクロも急降下。価格破壊は、もはや珍しいものでもなんでもなく、みんながデフレ慣れしてきた。高くても欲しいもの、安くても欲しいもの、物を作り、売る、を生業とする人々は、来年も大変な1年となりそうだ。
振り返って、皆さんの1年は、どうだったでしょうか。来る年のご多幸を祈って、年内最後のコラムを、閉じさせていただく。
(S)
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