ディープ・パープル

ディープ・パープル(3/20東京国際フォーラム)に行った。円熟味の増したプレイでファンを魅了。会場にふさわしい大人のコンサートだった。エリック・クラプトンもそうだが、ファンの年齢層が高い。オープニングから総立ちのロックコンサートに慣れた同伴の息子には、そのノリの上品さに戸惑っているみたいだった。ともあれ、ボーカル、ギター、シンセ、ドラムスと、テクニックは抜群で、昔の名前ながら(ファンにはゴメンナサイ!もち、新曲も出してまーす)追加公演も決まるほど客を呼べるのもうなずける。

でも、今回は正直ノレなかったなあ。ディープ・パープルの「ブラック・ナイト」を最初に聴いたのはもう30年も前だ。あの頃の感動躍動を、どこかで追い求めていたのかもしれない。30年も経っちゃえば、時代も変わるし、同じ曲を聴いていても僕自身、当時とは大きく変わっているしね。棚から昔のレコードを見つけて、懐かしく針を落とした感じ。(そう思うのも最近嗜好がめっきりメタル、テクノやらクラブジャズの方に行っちゃってるからだろうか?)もちろん、ミュージシャンによっては、音楽的な進化を遂げ、新しい時代にも適応しているビッグスターがいる。「ローリング・ストーンズ」「エリック・クラプトン」なんかがそうだろう。でもそんなバンドは少ないかもしれない。

今、日本は音楽市場が豊かで、多くの外タレを招聘できるようになった。また、今回のディープ・パープルもそうだが、デビューの頃はまだ子どもだったという、若いロックファンがその名声に反応し駆けつけている。それはそれでとってもうれしい。ロックを語るときディープ・パープルは決して落とせないバンドだからだ。僕もコンサート前に、ロック界でディープ・パープルが果たした役割なぞ、ひとしきり息子にレクチャーした。

7月には、3年ぶりに「エアロ・スミス」が来る。こちらは3月に新アルバムが出る。それをメインのワールドツアーだ。エアロ・スミスも古いバンドだが、アルバムごとにヒットを出し、その都度進化を遂げている。またもや堂々の東京ドーム公演だ。ぴあのプレリザーブでチケットを確保して一安心だが、プレリザーブで取った席はイマイチの気がする。利用経験のある方の感想を聞いてみたいが。

さてと・・気がつけば、もうすぐ4月、すっかり春である。お墓参りはいつにするのと家内に言われてたっけ。ミニチュアダックスの予防接種、そして狂犬病予防接種にも行かなくては。会社も年度末で気ぜわしい。つかの間のコンサートの余韻に浸る間もなく、現実が押し寄せる。でも、音楽はやっぱりいい。そして、ライブはまた格別だ。今年もせっせと繰り出そうと思っている。
(S)