秋篠宮家に男子誕生のニュース。慶事を慶ぶとともに、お健やかなご成長をお祈りしたい。
その昔、雑誌協会の皇室記者クラブに在籍したことがあり、皇室取材に少なからぬ思い出がある。私が接した宮様方はどなたも穏やかで優しいお人柄に包まれ、一度として不快な思いをしたことがなかった。皇族という「定め」を忠実に歩まれるその人生には、我々には想像できないご苦労もおありと思う。が、いつも周囲ににこやかな笑顔を絶やさないふるまいに、私は感動を覚えていた。
このたび誕生されたお子様は皇位継承順位第三位となる。皇室典範問題は簡単な議論で解決できるとは思っていなかったが、これで、しばらく改定は猶予されるだろう。
しかし、こんな形での男子誕生を世の中の一体誰が予想できただろうか。近年、ドラマチックと言えば、これほどにドラマチックな出来事もまたない。
不謹慎を承知で、私が密かに愛読する「誕生日事典」(ゲイリー・ゴールドシュナイダー+ユースト・エルファーズ著 角川書店刊)を開いて見て、そして再び驚いた。9月6日生まれのその人は「思いがけない運命に翻弄される人」とあるではないか。
「〜9月6日生まれの人は、目に見えない偶然の力に左右されます。・・良くも悪くも運命によって人生が開けていくようなところがあるのです。何の根拠もないのに、なぜか予言したとおりの人生になってしまうことも多いでしょう・・」(同書から)
男子であることが望まれて、しかも、生まれながらにその人生での役割が決められている・・誕生間もない珠玉の赤ちゃんにはまだ何も知る由もない。が、そんな運命があらかじめ用意されているのだから、占いとはいえ、この予言を見て、その人生の符号の合致に驚くとともに、やがて迎えられる宿命の重さに、想いを致してしまうのだ。
運命であるがゆえ、いつか(同書では30歳を過ぎて)その運命との苦闘も予言されている。しかし、著者はこうアドバイスする。「・・運命とうまくつきあいましょう。敵や見方ではなく、仲間として受け入れるのです。イニシチャチブをとることを忘れずに。一歩ずつ着実に前進し、思いこみは捨てましょう。自分は運が悪いなどと思い込まないこと」
6日生まれの人は、ナンバー6と金星に支配される星。他人を惹きつける魅力にあふれ、愛情や尊敬の対象にもなる。趣味が良く誠実で、人の気持ちをおもんばかることができると同時に、道徳的観点からみても、高いレベルの愛情を求める人、という記述もある。
どうか、その運命をはらりと受け止めて、皇族である人生を、豊かに実りあるものとされんことを、心より祈念したい。(S) |